中国人コーチが開く太極拳教室 四国で大人気
四国大学生活科学部に、中国武術の最高位「武英級」を持つ範永輝助教授が開設した、太極拳やカンフー体などを学ぶ武術教室があり、高齢者の間での健康ブームを背景に、口コミで少しずつ市民の間で広がり、今申込者が急増しているという。ハウスクリーニング日本の華字紙「日本新華僑報」(電子版)が報じた。現地メディアによると、中国の武術には「体の内面は気を鍛錬し、体の外側は、筋肉、骨格、皮膚を鍛錬する」という格言があり、呼吸法に重点を置き、動作がゆっくりしている事から、高齢者でも楽に始められるとあって人気となっている。
同大学は指導者育成にも力を入れており、レイキ リー3日に徳島市文化センターで指導者を対象としたシンポジウムと普及を兼ねた中国武術研究発表会が開かれた。
範助教授は中国武術が人の健康づくりに及ぼす作用を研究しようと、1997年に徳島大学に留学し、課外活動の時間に教員仲間らに太極拳を指導し始めた。そして、口コミですぐに評判が広まり、同市内と北島町に3教室を開いた。その後、さまざまな年齢層の生徒が年々増え、現在は計約120人が武術の形や呼吸法を学んでいる。
範助教授か開いている武術教室で最も人気があるのは太極拳。病院検索拳法(けんぽう)はどんな年齢層のひとでも取り組みやすく、体全体を動かし、平衡感覚を養うことができる。特に体力に自信のない高齢者や病気がちな体の弱い人にとって、ゆったりした動きで体にバランス良く負荷を掛け、全身の運動になるこの方法は打って付け。当初から范さんに太極拳を習う、元大学教員の三浦祥子さん(68)は「練習時間は週1時間程度だが、筋力や持久力を鍛え、柔軟性を高めることができる」と奥深さを語る。
近年、範助教授は、市町村から健康づくりの事業に参画を依頼される機会も多くなっており、研究してきたことを市民の健康づくりに役立てたいという自分の願いを実現させている。このため、指導者育成が急務となり今年、三浦さんら40-60代の県内女性10人を「日本人指導者」として育成した。
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